賀正
さて、昨年を振り返ってみますと、仕事面でまず思いつくのは、夏に東京へ取材旅行に行ったことです。軍資金も心もとないなか、仕事関係の方よりオンボロ自転車を借りて、多摩川やその他武蔵野の河川沿いを駆け巡ったのです。そしてそういうところの環境の現状を調べてまわり、膨大な量の写真を撮ってきました。また十年以上逢っていない友人や知り合いと再会したり、世田谷で環境運動に関わる先達ともお会いでき、それぞれ極めて参考になるお言葉を幾多もいただきました。ついでに某SF誌の出版社に持ちこみを敢行したりと、本当に遊ぶ暇はなく強行軍でしたが、楽しい出張でした。この取材の成果は今年の夏以降に結実し、(運がよければ)来年にも皆さんのお目にかけられると思います。ちなみにこの話は、仕事をしている大人の人向けになるようです。
あと、角川書店の懸賞小説にちょっとひっかかったくらいでしょうか。
オタク・コンテンツ面で印象に残ったのは、やはり「そらのおとしもの」の第二話でしょう。あの展開と締めのEDへの流れは、何かを通り越して感動さえ覚えました。「ワイルド7」も、自転車を転がす時に口ずさむ定番となっています。
「銀魂」は監督が代わってトーンダウンするかと思ったら、高松路線を受け継ぎつつもそれを越えるかと思えるくらいの仕事を、藤田監督は成してくれた(まだ継続中ですが)ようです。でもたぶん、映画「銀魂」は観に行かないでしょう。
あと、「けいおん!」「ハルヒ」といった京アニの話題などの、昨年度作品のトピックが多々ありますが、このブログでも触れていましたし、他所でもさんざん取り上げられていると思うので、ここでは割愛します。
昨年からブログを始めたことも、私にとり一つのトピックでしょう。最初の頃はどうしていいかわからなかったのですが、今や三つのブログを抱えるまでになりました。もっともHPともども、更新ごとに十数ヒットしかしない、まだ弱小勢力ですが。
こんなことをやっていながら、来年は私も年齢が大台に乗ってしまいます。といって恐らく、人間的には何も変わらないでしょう。「宮澤英夫マガジン」にも書いている通り、私のこの性癖嗜好は物心ついた時から、という筋金入りですので、これからも恐らくこの調子です。
今年の抱負としては、とりあえず上半期で二本の長編を仕上げるつもりです。特に一本(東京に取材に行った奴)は諸般の都合により執筆を延期してしまったので、その分質の高い作品に仕上げなければなりません。
「宮澤英夫マガジン」もこのブログも充実させていきたいですし、ネットベースでないところでも自分を売り込んでいくよう精進します。
八戸窯の仕事も、現場作業もさることながら、もっとネット展開を広げようとも考えています。
とにかくやるべきことは多いので、あわてず一歩一歩、確実に歩みを進める所存です。
おいでいただいた読者の皆々様、今年もよろしくお願いします。では。
by miyazawa_hideo | 2010-01-01 01:33