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東京土産その壱・島本和彦先生のアオイホノオ再燃!

 私は例年、通常人の夏休み期間に東京に出向いて、情報収集や資材調達を遊びがてらに行なうのですが、今年も行って参りました。
 しかし今年は例年になく、いろんな意味で濃い出張となりました。がっつり8mm等フィルム関係のレポートは8mm技術保存研究所/宮澤動画工房に載せることにしますが、それ以外(むしろこっちが濃かった)の東京見聞録を披露いたします。

 まずはコミックマーケット82に行って参りました。 東京ビッグサイト!
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 東京ビックサイト参上は初めてでしたが、別に晴海時代も先年のワンフェスも経験していますので、渋滞や待ちも普通にこなしてました。スケジュールの都合で3日目(8月12日)それもピンポイントでしか廻れませんでしたが、結果的に大収穫というかマグロの大魚群に遭遇する勢いでした。
 次の写真をご覧ください。
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 マンガ好き、そして8mm好きの方にはお宝写真。8mmカメラfujicaP300を構えていらっしゃるのは、「吼えろペン」「アオイホノオ」で有名なマンガ家、島本和彦先生です。
コミケに今年も出品されると聞き及び、島本先生は大阪芸術大学(マンガでは大作家芸術大学)だったから8mmも撮られていただろうと、賑やかしのつもりでブースにP300を持って行ったら、先生ご自身がこれを見て尋常ならざる様子で寄ってきて「これ俺の使ってたカメラじゃん!」、と素に戻り『カメラとフィルム(R25N)の』写真をバシバシ収め、えらく感謝されました。
 そしてこの画を頂いたのです。

実はその前日、仲良しの岡田斗司夫氏と「アオイホノオの真実」という対談が行われ、その中で「いずれマンガで書くけどさ俺、庵野や赤井先生に対抗しようと、凄い8mm映画撮ろうとして大失敗したんだよ」と涙ながらに語られていたのを、この翌翌日に初めてネット動画で知りました。
しょうがないとはいえ古傷をえぐる形になってしまいましたが、喜んで頂いたのでまあいいかな、と島本先生に感謝しております。

 しかしよく考えてみると、対談の動画で「アオイホノオ」で先生が8mmアニメを作ってることをいずれ書く、とおっしっゃていて、先生から直に「探してもないんだよこれ(たぶん北海道では)」と聞き及んだので、ひょっとしたらその際の8mmカメラ作画用の資料としたかったのかも知れません(超勘ぐりですが)。

 島本先生のP300を構える指の陰に、「あの夏で待ってる」のロゴが見えています。実はこれ自作で、『あの夏』は主人公たちが8mm扱ってるアニメだから記念特別ラッピングP300とか出ないかなー、と期待してたのですがそんなことは有り得ず、なら自分で作ってしまおうと取り込み画像処理で出力しました。大きく貼るとバカみたいなので、マークテーピングレベルで済ましたつもりでした。
東京土産その壱・島本和彦先生のアオイホノオ再燃!_b0182666_2221297.jpg ところが8mm恐るべし、その日はアニメ二次創作はなかったのですがやはり「あの夏」で惹かれた方が寄って来たり、またP300自体に着目し、「シングル8ってまだあるんですか?」と恐らく8mm(特に特撮)世代の方々からお声をかけられました。 何せ、8mm映画といえば80年代のおたくにとってトラウマですから。島本先生がさっき話に出した動画で「くやしい!」を涙ながらに連呼されていたのも、あの時代を知る人間にとっては「わかる、わかる」なのです。
 あと、このカメラをまさに「あの夏で待ってる」の企業ブースに持っていくと、最初はノーレスポンスでしたが「カメラが描いてあるグッズはないか」と問い詰めて、「要はこんなのが描いてあるヤツです」とP300を見せると、「あ!現物ですか?」とさすがに向こうも気付いて少しビックリされました。

 もちろん先生の御本も購入いたしました。「シマキュア3,4,5,6」「きのうの島本さん15」まさに端から端まで状態で、特製トートバック込みでした。宿に帰ってから一読したところ、これがバカみたいに面白かったのですが、その辺りは次のコミケレポートに併せて紹介する予定です。

  by miyazawa_hideo | 2012-09-11 03:42 | コミックマーケット

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